| ピサ |
| Pisa |
Region: TOSCANA
Province code: PI
Zip code: 56100
Phone area code: 050
Distance from FIRENZE 83 Km / 52 Miles
Elevation: 4 mt / 13 feet
Tourist Office
Address: Via Croce, 26
Phone: 050-42291 |
| 写真集 |

ピサの斜塔

ピサのドゥオーモ

ドゥオーモ付属美術館

洗礼堂とドゥオーモ

ピサの街角
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ピサ
この写真は 2003 年 6 月、ピサのLa Piazza dei Miracoli / La Piazza del Duomo
(ドゥオーモ広場)で幸が撮った画像をアニメ編集したものです。 |
ピサの斜塔/天空のピサ
TORRE PENDENTE/IL CIELO DI PISA
(498KB/ADSL推奨)

(c)2003 Sati. All Rights Reserved.
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PISA
◎ピサ |
ピサは、ピサの斜塔 Torre Pendente で有名で、イタリア・トスカーナ州ピサ県
Pisa, Toscana, Italia にある人口およそ 10
万人のアルノ川 Arno 沿いの町。観光バスの駐車場から直通のバスに乗って、ドゥオーモ広場
La Piazza dei Miracoli / La Piazza del Duomo
へと向いました。中世の城壁に囲まれた町の入り口付近からその中まで、お土産屋さんがズラリと並んでいます。バス停付近では、アフリカからの移民の人たちが、アフリカの民芸品などを露天販売していました。たぶんピサの見所はこのドゥオーモ広場に集中しているので、こんなにお土産屋さんがわんさかあるのでしょう。
ピサは、エトルリア Etruria (イタリア中西部の古名。現在のトスカーナ州とウンブリア州の一部の地域。エトルリア人は紀元前八世紀頃から、建築・青銅器などにエトルリア〔エトルスク〕美術と呼ばれるすぐれた作品を残した。<大辞林より>)人の町でしたが、紀元前
180 年にはローマの植民地でした。古(いにしえ)から発達していたこの町では、重要な考古学上の発見があるそうです。
ピサ市は、ティレニア海 Mar Tirreno / Tyrrhenian
Sea からおよそ 9.7 kmのところにありますが、
11〜13 世紀の初めまでヴェネチア Venezia やジェノヴァ
Genova と並ぶ強力な海洋国家として繁栄しました。十字軍の遠征で東地中海における特権を取得するほどに政治的・商業的力を増していきます。ルネサンスの胎動を感じるこの時期に、ピサでは数列〔※〕に名前が残るフィボナッチ
Leonardo Fibonacci ( 1180 頃?- 1250 頃?)が誕生します。彼が「算盤の書
Liber Abaci 」を著し、アラビアの算術・代数学をヨーロッパに紹介したお陰で、東方貿易は更なる発展を見せます。
〔※〕フィボナッチ数列 Numeri di Fibonacci
/ Fibonacci numbers
1,1,2,3,5,8,13,21,34…と、隣り合う2つの項を足すと、次の項の数に等しくなるという規則を持った数列のこと。
因みに『 エバー・アフター (1998) EVER AFTER 』『 ソフィーの世界 (1999) SOPHIE'S WORLD 』等の映画にも登場する、ルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチ
Leonardo da Vinci ( 1452-1519
)は、トスカーナ州にあるヴィンチ村出身。レオナルド・ダ・ヴィンチという名前は"ヴィンチ村のレオナルド"という意味です。ピサ出身のフィボナッチも、"ピサのレオナルド
Leonardo da Pisa / Leonardo Pisano
"と呼ばれました。フィボナッチという名前も、ラテン語の"
filius Bonacci ボナッチ家の息子"を短縮したニックネームのようなものらしいです。下記のピサーノ親子も、"ピサの二コラ""ピサのジョヴァンニ"という意味の名前なのでしょう。
ピサはコルシカ Corsica とサルデーニャ Sardegna
の所有を巡るジェノヴァとの競争で、1284年のメロリア海戦
La battaglia della Meloria / Battle of Meloria
に敗北。地中海の覇権を失います。教皇派(グェルフ)と皇帝派(ギベリン)の争いで国力を失い、徐々に衰退していったピサは、
1406 年にフィレンツェ Firenze の手に落ちました。ピサは嘗ての勢いを失いますが、ニコラ・ピサーノ
Nicola Pisano ( 1258-1278 )によって彫刻の学校が設立され、ピサはその芸術の恩恵を受けます。また学問も盛んになります。
ヨーロッパは中世からルネサンス、そして近代へと時代が大きく移り変わるうねりの中にありました。そういった時代の中で、ピサに偉大な科学者が生まれます。ルネサンス最後の巨人ミケランジェロ
Michelangelo Buonarroti ( 1475-1564 )がこの世を去る3日前、
1564 年 2 月 15 日にガリレオ・ガリレイ Galileo
Galilei ( 1564-1642 )が生まれました。フィレンツェの貧乏貴族だった父親ビンチェンツォ
Vincenzo は、才能溢れる音楽理論の指導者であったそうです。古代ギリシャでは音楽は数学の一部だったそうだから、この父にしてこの子という気がします。
ピサの斜塔から物を落として「物体落下の法則」を発見したとか、ドゥオーモ
Duomo / Cattedrale のランプが揺れるのを見て振子の等時性を発見したという有名なガリレオの逸話があります。ドゥオーモにはニコラの息子ジョヴァンニ・ピサーノ
Giovanni Pisano ( 1250?-1314 頃)が彫刻した説教壇があり、その近くに天井から吊り下げられたガリレオ縁のランプがあるのですが、これらの逸話は真実ではないそうです。(そのランプは当時まだ無かったみたい。)科学がまだ魔術だった時代に、ガリレオが実験および数学的論証による近代自然科学の方法を確立したスゴイ科学者だったからこそ、神話化と脱神話化が交錯するのでしょう。それにメディチ家の宮廷でダンテの『神曲』を参考に、地獄の場所と大きさを明らかにする講義を行うなど、ガリレオ自身にも中世的な怪しいところがありました。
ピサ大学 Università di Pisa ( 1343 年創立)にも、時間が許せば行ってみたかったです。医学を学ぶ為にピサ大学に入ったガリレオは学位を取らずに中途退学しますが、
25 歳でこの大学の数学講師になりました。教授が着るガウンを茶化した詩をつくった彼は、アリストテレス的な同僚たちから好かれていたとは思いませんが、学生たちからは人気があったそうです。現在でも多くの優秀な人材を輩出するこの大学は、原爆製造のマンハッタン計画に参加した、ノーベル賞物理学者フェルミ
Enrico Fermi ( 1901-1954 ) なども卒業生にいます。
また、ガリレオは、地動説を支持したため、宗教裁判にかけられたことも有名です。無期限の投獄という刑に処せられた
1633 年、彼は 70 歳近い高齢でした。
77 歳で亡くなるまで、研究に没頭しながら、フィレンツェの自宅で軟禁状態だったそうです。中世の着想とルネサンスの着想の両方を併せ持っていた、近代科学の父ガリレオが亡くなった
1642 年には、イギリスでニュートン
Isaac Newton
( 1642-1727 :彼も万有引力の法則などを発見したスゴイ科学者だけど、『
ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) HARRY POTTER
AND THE PHILOSOPHER'S STONE 』に出てくるような錬金術にハマッていた。)が生まれています。歴史の偶然
or 必然?を感じます。
ピサは、第二次世界大戦時に、酷い被害を受けたそうですが、
1945 年以降、広範囲に改造されたそうです。現在、ドゥオーモ広場の建物は、綺麗に洗われ、白くてとても美しいです。建築された当時そのままの外観になったのでしょうか。修復工事を終え、ワイヤーで引っ張られた斜塔は、
2001 年 12 月 15 日から再び一般に公開されていますが、チケットが必要になりました。ネットでも予約できます。http://www.opapisa.it/boxoffice/
ピサに来る大勢の観光客や沢山の土産物屋を気に留めなければ、斜塔、ドゥオーモ、洗礼堂(バッティステロ)
Battistero 、カンポサント(納骨堂) Camposanto
Monumentale 、ドゥオーモ付属美術館 Museo
dell'Opera Primaziale といった歴史的な建物が立ち並ぶ、緑の芝生のきれいなドゥオーモ広場にいると、きっと中世イタリアにタイムスリップしたかのような気持ちになれるでしょう。『
タイムマシン (2002) THE TIME MACHINE 』のような乗り物に乗らなくても、タイムトリップができるのが、ピサを始めとするイタリア諸都市の魅力の一つだと思います。人間の意志とは関係なく、それでも回っている地球の上で、心を解放できる瞬間です。
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イラストをクリックすると<Home Page Rete Civica di Pisa>へ進みます。
このイラストは、<http://www.comune.pisa.it/turismo/>から引用しています。
Realizzazione grafica del Prof. Alberto Marziale
http://www.comune.pisa.it/turismo/itinerari/mappamonumentale.htm
<http://www.comune.pisa.it/> |
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